グローバル化がもたらす就職への影響

雑誌「オルタナ」の記事が Yahoo ニュースに転載されていま
したが、
「日本人で日本の大学を卒業し日本語しか話せない大学生であ
ることは、就職活動で不利な条件の一つになるかもしれない。」
というのは、うなずけるものの、多くの大学生には厳しい現実
と言えるでしょう。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20101122-00000301-alterna-bus_all
 
パナソニック大坪文雄社長は『文藝春秋』2010年7月号で
「日本国内の新卒採用は290人に厳選し、なおかつ国籍を問
わず海外から留学している人たちを積極的に採用します」と発
言。同社の2011年春の新卒採用計画にによると、国内採用
は210人減の290人。海外採用は47%増の1100人と
過去最多になった。しかも290人の国内採用枠は日本人限定
ではない。
 
ある日系大手証券の幹部は「日本でのビジネスは儲からないか
ら香港に本社機能を移す。ただし日本に顧客が残っているため
に大きな声では言わない」と語り、この会社は中国人採用を上
海と香港で増やし、日本での採用は減らした。
 
日本の大学生が漫然と日本企業に就職できると考えていた時代
は終わり、好不況の波にかかわらず、世界の若者との競争の中
で自分を高め、磨く努力が不断に求められる時代になったのだ
と思います。
 
こうなると旧態依然たる学校で教わることがいくら得意でもあ
まり役に立ちません。正解のない問いを自ら発し、自ら学び続
けていく力、すなわち学習力の高い人材が必要になっていくの
でしょう。