ODNJ組織開発 国際大会

組織開発カンファレンス2日目。SkypeでMITのエドガー・シャイン先生が「組織開発の過去・現在・未来」について基調講演されています。プロセスコンサルテーションの大家で1928年生まれ。実に、シャープで、矍鑠とされているなあ。講演の中では、問題診断解決型アプローチから、対話型・体験学習型アプローチへの転換を強調されています。
金井壽宏先生がシャイン先生を紹介された話の中で、「世の中には Unhelpful Help があふれている。相手がどこへ行くのか知ることなく、道案内をしているようなことが多い」とおっしゃっていたのが印象的でした。
僕自身は、学習学の体系の中に、個人の学習、組織の学習を位置づけようとしている訳ですが、正解が一つに決まっていない問いを発して、ダイアローグを展開する手法を、最近つとに多用しています。シャイン先生が長年の研究と実践に基づいて、こうしたアプローチの有効性を語って下さることは、励ましていただいたような気がして、とてもうれしいです。