間違えてはいけないという思い込み

朝日新聞も、東京電力も、そして、かつての帝国陸軍も、現在の中央官庁も、「間違いは許されない、あってはならない」という無誤謬性の神話の中で思考が完結してきたから、誤りを認めようとしないし、隠蔽しようとする体質を持ちます。実は、批判する側もされる側も同じ思考回路の中にいたのだということに気付く必要がありますね。試験と違って、1つに定まった正解など、実社会には存在しないし、ちょっとずつベターを積み重ねていくことが大事なはず。
人は、誰でも、ミスをするし、そこから学ぶし、PDCAサイクルをまわすように、成長・進化し続けていく存在なのだ、という立場(これが学習学的な人間観)に立って、公共政策の企画立案実行のプロセスを再構築すべきではないでしょうか?次の時代の政治システムのビジョンを提示することが大切になります。対立軸を煽り、批判して終わり、という旧来型のマスメディアのあり方も問い直されることが必要だと思います。