先達発表

学際情報学府恒例のM2(修士2年目) になった先輩
諸氏の修論オフライン発表会がありました。13時か
ら18時までの長丁場。4つの教室に12個くらい発
表コーナーが設置 され、ラップトップのスクリーンに
パワーポイントのスライドを映 しながら、修論のテー
マや方法論をおよそ10−15分説明します。他の学
生は、あちこちのテーブルをまわりながら、 質問をし
たり、コメントしたりするという仕掛け。

来年は僕もこんな感じで発表するのだなあ、と思いま
した。入学早々、学生に1年後のイメージを持たせる
のは効果的な仕組みだと思いました。 1年後の自分、
卒業後の自分のビジョンが描きやすくなることは間違
いありません。また、研究が順調に進捗している人と
そうでない人の違いをつぶさに見ることができるとい
う効果もあるのでしょう。

面白いのは、修士論文の構想はまずウェブ上で公開し
て、その後(今日)、オフライン(face-to-face)で
発表してフィードバックをもらうという二段構成にな
っています。 これも良い方法ですね。

学際情報学府はマスター、ドクター合わせて300人
もいるけっこう大きな研究科。しかも朝ナマでおなじ
みの姜尚中先生から、ユビキタス坂村健先生まで、
文系理系いりまじった研究分野をカバーしているので、
院生の発表を聞いていてもまったくあきません。まと
まりがないと言ってしまえばそれまでですが、僕みた
いに、何にでも興味があって、ついつっこみを入れた
くなるキャラの人間にとっては、知的刺激にあふれる
時間でした。

でも、けっこう中腰になっている時間が長くて疲れち
ゃったのも事実。気持ちとあたまは若いつもりだけれ
ど、身体 がついていけないかも。ふーっ。