象的寓話

辰野まどかさんがブログで紹介してくれた
象の話。似ている話は聞いたことがあった
けど、最後が深遠でした。

http://madoka602.seesaa.net/article/66795173.html

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ふたりの盲目の人たちが、
象はどんなものかについて話している。

「象はフワフワしているに違いない。」

「私は、象は大きな怪物だと思っている。」

そこに通りがかった盲目の人が言う。

「いやいや、象は本当はこういうかんじなんだ。
 実際に弟が買ってきたから僕は知っている。」

気がつくと3人は、象がどんなものかについて話すことで
またひとり、またひとり、と口論に加わり、
最後は、盲目の5人での大喧嘩になってしまった。

そして、それを止めに入った青年が言った。

「誰も見たことないのにケンカなんかして。
 僕がみんなを連れて行くから、
 実際に象に触れてみるといい。」
 
5人は、彼のオファーに従って、
実際の象を触りに行った。

そして、
実際に触って、
ひとりは言う。

「象は、大きな風船のようだね。」

その人は象のお腹をさすりながら言っていた。

「いやいや、象はまるで、ドラム缶みたいだ。」

また別の人は、象の足をさすりながら言った。

「何をいうか、象はまるで、ロープみたいだろ。」

それを聞いてもうひとりは、シッポを掴んでいった。

「象って棒みたいなんだね。」

また他の人が、牙をさすって言った。

「何いっているの、象はうちわみたいじゃない。」

最後、その人が触っているのは、象の耳だった。



そして5人は、またケンカを始めた。

そこで、彼、彼女らをつれてきた青年が言う。


「象はみんなが言っているものすべてで、そして
 みんなが言っているものより大きなものだよ。」






一応、解説すると、
これは、宗教についてのメタファーです。
いろんなメッセンジャーがいるけど、
彼らは大きなものについて色々な方法で伝えている、ということ。

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こういう視点に立てれば、宗教戦争なんてなくなる
のになあ。