Undercover Boss:米国のリアリティー番組

水戸黄門の米国企業版」
良い経営者の条件は現場をよく知っていること。MBAホルダー
がいきなり経営幹部に上る米国の企業社会では、現場労働者に
扮装して、社長が過酷な条件の現場を体験する「アンダーカバ
ー・ボス」(CBS、日曜夜放送)というこの番組は、日本人が
見る以上にインパクトがあると思います。最後は、葵の紋章入
りの印籠を見せている感じですけど、なかなか感動的です。
 
入社してきたドジな新人、実は社長だった
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1428908&media_id=114
 
Youtube では、予告編や番組ではカットされたシーンも色々
見られます。Waste Management (ゴミ処理、環境浄化関係)
の会社の Larry O’Donnell (ラリー・オドネル社長)の話す
英語はとても明晰で勉強になります。そして「アメリカの会社」
に対して抱いているイメージが変わるかもしれません。
http://www.youtube.com/watch?v=ThMB2vgniR4
 
黒人のおじさんがしゃべっている時は、アクセントがきつくて、
もぞもぞいっていて僕も聞き取れません。
 
White Castle というマクドナルドやバーガーキングよりも
低価格が売りハンバーガーチェーンの社長(創業者の曾孫)
のインタビューも興味深いですね。
http://www.youtube.com/watch?v=jx_bVXZ9zJY&feature=related
  
GSIというEコマースの会社では、コールセンターのオペレ
ーターのひどい対応例も紹介されているので、「やらせ」
ではないようです。
http://www.youtube.com/watch?v=2LKA3a0H7w0&feature=rec-LGOUT-exp_stronger_r2-2r-11-HM
 
ケンタッキーにある競馬場Churchill Downs の社長の話
(というか騎手出身の従業員の話)は泣きました。
http://ht.ly/3k546
  
こういう「潜入捜査(?)」が成立するのは、現場の従業員が
トップの顔とかあまり意識していないアメリカの会社ならでは
と一瞬思いましたが、日本でも、きっとそうなのかも、と思い
直しました。セブンイレブンのパートのお兄さんは、鈴木敏文
会長の顔わからないだろうなあ。
 
アメリカの会社のトップは比較的若い場合が多いので、現場に
行けるけれど、年齢が高くなるとこれはできないだろうなあ。
ローソンの新浪さんとか、ロッテリアの玉塚さんならできるか
も。やってみたら面白そうです。