3/8に第一回「キャリア教育アワード」

今年度末まで、3年連続で経済産業省の「キャリア教育」に
関する研究会の座長をつとめてきましたが、省としての取り
組みとしては、いったん3月末で区切りがつきます。今後は
より民間主導の形で、学校と産業界との橋渡しを進めていく
「キャリア教育コーディネーター」が活躍するようになって
いくでしょう。
  
昨日(1/31)の中教審答申にも、地域のNPO等との連携が、
しっかり盛り込まれました。
「例えば、職業能力の開発・向上の促進等を担う厚生労働省や、
企業やNPO等の民間主体の組織・人材の育成等を担う経済産
業省等の関係府省間での連携・協力を図ることが必要である」
 
キャリア教育に関して、厚労省経産省との連携が明確に唱
われたのは画期的なことです。
http://ht.ly/3NSQb
 
そして、新年度からの新しい展開のキックオフを兼ねて、
3月8日(火)13:30〜 東京・千駄ヶ谷・津田ホールで
第一回「キャリア教育アワード」のイベントが開催されます。
僕がトークライブ部分の司会をつとめます。
 
 経済産業省は、これからの社会を支える子どもたちに対する
 社会的投資としての教育への応援活動を表彰し、事例を広く
 社会に共有することを目的として、このたび「キャリア教育
 アワード」を創設します。
 
 一般的にキャリア教育は職業体験や、進路指導などと考えら
 れがちですが、各企業が特にキャリア教育とうたわずに既に
 実施している「工場見学」「職業体験」「会社見学」も、
 「社会でいきいき働く大人と触れ合う体験」であり、これら
 もキャリア教育と位置付け、企業が子どもに対して行ってい
 る取り組みすべてを対象とします。
 
学校だけが「学びの場」ではない、社会のありとあらゆる場所
が学習機会たりうる、という僕の年来の主張が、反映されて形
になるのは、とてもうれしく光栄なことと思っています。
 
これからも「キャリア教育コーディネーター」が、社会に幅広
く認知され、研修や交流を通じて、さらに能力・識見も高まっ
ていくように、お手伝いしていきたいと思います。