今日から原点回帰の旅

今日から6月26日までの7泊9日、ミネアポリス
ボストンに行ってきます。今年の2月以来、原点回帰
を意識してきました。今回の旅はまさに僕の1984
年、1987年をふりかえる旅になります。
 
実は、2月にハワイに出張した際、丸2年以上、海外
に出ていなかったことに気づき愕然としました。企業
研修やら何やらで、ちょっとドメスティックになりす
ぎていたかも知れません。僕自身のPersonal Mission
Statementを再確認しようと思っていた矢先に大震災
もあり、「五十にして天命を知る」ことも待ったなし
と感じた次第です。
 
僕が初めて米国本土を訪れたのは1984年の3月、
松下政経塾の久門(ひさかど)塾頭の名代としてハー
バードビジネススクールでのLeadership Colloquium
に参加した時でした。日本からは、徳山二郎先生と、
ジェームズ・アベグレン先生、そして僕の3人が参加。
今にして思えばHBSの錚々たるファカルティを目の前
にして、稚拙な発言をしたものと恥じ入るばかりです。
他方、ケンブリッジの落ち着いた町並みがとても印象
に残っています。
 
また、1987年から足かけ11年ミネソタで学生を
したり、貿易局の日本担当官をしたり、コーチングを
勉強したりしていました。51年の人生の中で東京の
次に長い時間を過ごしたのがツインシティ。冬は長く
て厳しい土地ですが、今はちょうど良い季節なので、
ミシシッピ河畔を少しお散歩してみようかな。
 
今回の訪米の主旨はボストン郊外で開催される Learning
and the Brain という公開講座に出席すること。ここ
3年ほど、海外でのインプットがなかったので、久し
ぶりに勉強してこようと思っています。
 
そして「日本と世界の接点に立って、地球社会の50年、
100年のビジョンを構築する」という僕のミッション
に向かってエンジンを点火しようと思っているところで
す。これは政経塾の最終面接で松下幸之助塾長と交わし
た約束であり、未だ果たせていない宿題でもあります。
「学習する人間」という新しい人間観に立ち、「Learning
Planet」という世界を実現する方途を提案したい、そし
て、ビジョンを共有する人々のグローバルなネットワー
クを築いていきたいと思っています。