地球価値を高める経営

竹村真一先生(京都造形芸術大学教授)が主宰する地球価値フォーラムの研究会に参加してきました。いやぁ、面白かった!
まず、ウェザーニュース社の石橋知博さんが、ケータイからの参加型投稿により、予測不可能と言われてきたゲリラ豪雨に対する予防減災に成功した事例報告。一般市民が能動的な情報発信者になることで、ネット上にコミュニティが生まれ、天候の変化を多くの人が「わがこと」ととらえ、そして、そのメリットを多くの人が享受する仕組みが発展しています。地球上の人が、みんな空を見て、コミュニケーションを取り合うって、とてもステキなビジョンだと思います。
次に飯田哲也さんが、小規模・分散型のコミュニティ・エネルギーのレポート。デンマーク、ドイツの事例だけでなく、会津電力など、日本国内でも澎湃と湧き上がっている動きに注目です。すでに中国では、風力が原子力を発電量で上回っているとのこと。太陽光発電も加速度的に安価になっています。こういう議論が大切だなぁ、と思いました。
丸の内の富士ビル3階に設けられた「触れる地球ミュージアム」では、地球の現状がリアルタイムで見える化できる美しい地球儀が展示され、地形や気象だけでなく、経済や生態系の動きなどを、まさに地球の視点で体感できます。夏休みの社会見学にもオススメです!
http://earth-museum.jp/