4/15 東銀座で「泣く講座」

人はなぜ涙を流すのでしょう?
理由はよくわかりませんが、涙には心を洗い清め、人と人をつなぎ、気持ちを温かくする働きがあるように思われます。日常生活の中で、自然と涙を流す機会もあれば、泣くために映画を観に行くこともあるでしょう。
今週の金曜日4/15の夜、東銀座のクリックネット・セミナールームをお借りして、らーのろじーの東京コーディネーター 佐久間 玄君が講師をつとめる「泣く講座」が開催されます。
自分自身の心を見つめる機会になるはず。ご都合よろしければ、ぜひご参加下さい。
https://www.facebook.com/events/461634437343400/
もう一つ、4/15(金)は僕の講座もあります。10-17時、新宿の「家庭クラブ会館」で、NPOハロードリーム実行委員会「笑顔のコーチンファシリテーター養成講座」を開催します。平日ですが、ご都合のつく方、いらしたら、ぜひお運び下さいませ!
http://hello-dream.com/schedule/page-7976.html

学習学の現場に

昨日(4/1)、京都造形芸術大学の教職員総会で、尾池和夫学長から副学長の辞令を授与され、就任しました。2012年の7月に本学に着任し、2014年4月からは、創造学習センター長として、主に一般教養科目を担当してきましたが、「もっと仕事するように」ということだろうと思っております。
かつては三代目市川猿之助(現・猿翁)丈、秋元康先生、直近の前任者は世界的アーティストの宮島達男先生が占めていたポストですから、光栄の至りです。
私としては「教育学から学習学へ」という転換を実現、コーチングやファシリテーション、アクティブラーニングを推進する現場をいただけたことに深く感謝しています。学生に対しては、楽しくてためになる授業を、教職員に対しては実効性の高いFD・SDを提供してきたいと思っています。面接に不慣れな先生方もたくさんいるので、応援したい気持ちでいっぱいです。
また、京都周辺の学校の先生方の研究会や、企業の人事・研修担当の方々との勉強会なども積極的に行なっていく所存です。
ということで、これ、エイプリルフールではなくて本当の話。スケッチブックを持ってフリップ芸スタイルで就任挨拶をしてきました。どうかよろしくお願いします。

本間正人の未来ビジョン

ここ数年4月1日には、「しつもん家」 マツダ ミヒロさんの例にならって、「先取りする未来」を書くことを恒例行事としてきました。でも、あまりまことしやかに書いてしまったために「エイプリルフール」のジョークだとわからなくなってしまったことがあります。惑わせてしまった皆様、ごめんなさい。今年は、ごくまじめに2016年から展望する「未来構想」を発表したいと思います。これらは先月3/12-13に榎本 英剛 さんが主宰されている「天職創造セミナー@藤野」に参加した際に得られた気づきとその後のビジョニングで出てきたものです。NPOハロードリーム実行委員会の「夢の日」(11/1)より7ヶ月ほど早いですが、大風呂敷を広げまくる長文、どうかご容赦下さい。
1つ目は、「僕達の世代のローマクラブを創る」というもの。これは1982年、松下政経塾に入塾した当初から語っていたことです。国連の役割は大切ですが、どうしても国益のせめぎ合う対立の場になりがちです。かつて「成長の限界」「限界なき学習」といったレポートを出した「ローマクラブ」(the Club of Rome)が一つのお手本です。地球益・地球人益の立場に立って、地球社会のビジョン(Learning Planet)を提示する世界的なネットワークを構築したいというのが僕の30年来の志です。僕の師匠の世代は、飛行機で集まって会議を行ない、成果物を印刷して公表するという方式でしたが、今や、ネットの上で縦横無尽なコミュニケーションをとって叡智を結集することが可能になりました。「エネルギーと環境」「人口と食料」「情報と公正」といった世界的課題群に関して叡智を集めていきたいです。
2つ目は、「建設的なダイアローグテレビ番組の国際版」。田原総一郎さんの「朝まで生テレビ」には歴史的役割があったと思いますが、他方、不必要な対立を煽る「闘論」になっていたきらいがあります。そして、マスメディアはCNNもNHKBBCも、NYタイムズ朝日新聞も、基本的に「国」の枠内のもの(中東のアルジャジーラはもうちょっと広域的ですが)。しかし、インターネットの時代には、無国籍というか超国籍のオピニオンを発信する局があっても良いはずです。Youtubeを使って、TEDの新しいバージョンのようなものをスタートするのは、今年のうちにできる話だということに気づきました。とりあえず、京都発世界に向けての情報発信をしていこうと思っています。地上派のテレビ番組も、知的レベルの低下が著しく、公共政策に関して構造的に理解しようとする取組みが薄いので、何かできることはないかと考えています。
3つ目は、人材育成。国連大学が東京・青山にありますが、元々は、ビルマ出身のウ・タント事務総長が、政府派遣ではなく国連プロパーの職員を養成したいという想いからスタートしたものでした。しかし、各国の思惑などから、当初の構想は骨抜きになり、今は研究機関として位置づけられています。しかし、年間1億円もあれば、たとえばスリランカあたりの物価の安い研修施設を使い、世界各地から100人くらい未来のリーダー候補を集め、3ヶ月合宿研修を行ない、地球の課題を学び合い、ビジョンを構築し、友情を育むことができるはず。日本政府が実施してきた「世界青年の船」をさらに拡充したイメージです。松下政経塾がそういう役割を担えると良いのですが、今のところは国内の政治家養成に力点が置かれています。
以上、3つの柱、いずれも遠大なものではありますが、決して不可能ではなく、すべて実現可能な話だと考えています。榎本英剛さんが取り組んでおられる「トランジションタウン」「セブンジェネレーション」の活動と重なるものも多いのを感じます。
こうした長期展望を実現するためにも、まずは京都造形芸術大学を、さらに素晴らしい大学へと発展させていくことに注力していきたいと思います。徳山詳直・前理事長が提唱された「芸術立国」の理念は、僕のビジョンとほとんど重なると考えています。そして、23年前に書くと決めて、まだ出版されていない「学習学のすすめ --- 誰もが最新学習歴を更新する社会へ」を今年前半のうちに上梓しなくてはなりません。 干場 弓子さん、 高木 繁伸さんお待たせしていて本当に申し訳ありません。何度目の正直か数えられませんが、「今度こそ」です。
僕の「天職」を実現する第一歩は京都からスタートします。

5月21日(土)札幌教育フォーラム

「大学入試改革」「アクティブラーニング」「少子化への対応」「グローバル教育」など、高校教育をめぐる環境が激変する中で、従来とは違う学習者中心の発想とカリキュラムが求められています。今回は、教育イノベーションの旗手として活躍する山内太地先生の講演を中心に、札幌で先進的な教育を実践している2校の校長先生もお招きして、これからの教育の方向性を探ります。

日時:2016年5月21日(土)14:00-17:00 (13:45開場)
場所:TKP札幌ビジネスセンター
http://www.kashikaigishitsu.net/facilitys/bc-sapporo/access/
参加費:無料
主催:NPO学習学協会
協力:アカデミックコーチング学会

プログラム:
14:00 開会の挨拶、基調講演&ワークショップ
「教育学から学習学へ」
 本間正人(NPO学習学協会代表理事京都造形芸術大学教授)

14:30 講演「大学入試制度改革と高校教育の未来」
 山内太地 先生(一般社団法人大学イノベーション研究所 所長)
〈休憩〉
15:40 パネルディスカッション「これからの高校教育」
   パネリスト
    シスター田口保子(札幌聖心女子学院中高等学校・前校長)
    荒井 優 先生(札幌新陽高等学校校長)
    山内 太地 先生(一般社団法人大学イノベーション研究所 所長)
   コーディネーター
    本間正人(NPO学習学協会代表理事京都造形芸術大学教授)
17:00 閉会
以上
https://www.facebook.com/events/217394735288144/

決定版「ほめ言葉ハンドブック」

神戸大学の金井 壽宏先生が拙著を紹介して下さっていました。感激!
「ほめるのは、まぁまぁ、うまいほうだと思っている(つもりなの)だが、それでも、こういう本があると手元におきたくなる。しかも、348ページで、714円は、やすーい。やりますね、PHP。」
「このハンドブックは開かずとも、明日、まずだれをいちばんに褒めるか。賞賛に値する努力、成果があったひとに、褒め言葉をしっかり送ると、自分もエンパワーされる(元気づけられる)。」
「ほめ言葉ハンドブック、自分が持っているものを先にあげましたが、amazonをみると、同名の書籍が、3点もありました。ほかにも、ほめ言葉ハンドブック、励ます技術、等々、類書も豊富。」
金井壽宏先生ありがとうございます!
「同名」の本が3点ある理由は、2006年に出した「ほめ言葉ハンドブック」がとても売れたので、「ワークブック」「家族プライベート編」「文庫版」「決定版」を出したからなのです。このうち写真にある「決定版」は最初の3冊をまとめて再編集したので、とても分厚くて「お得」です。ちなみに英語版として「英語が上達するほめ言葉・フレーズ265」もあります。
http://www.amazon.co.jp/dp/4569796176

坪田塾での研修

おととい(3/17)は「ビリギャル」著者の坪田信貴さんの坪田塾の先生・スタッフの皆さんを対象にした研修を担当しました。「子別指導」という考え方、指導方法はコーチングそのもの。教室の一斉授業よりも、1対1の個別指導の方が実力が伸びるというタイプ、非常に多いのです。
有村架純さん主演の映画「ビリギャル」を見た方には、説明が簡単で済みます。だって、伊藤淳史さん演じる坪田先生は、ほとんどティーチングしていません。明確な目標を設定し、課題を与え、生徒をとことん信じて、励ましサポートし続ける伴走者に徹してましたから。これからも色々とコラボできそうです。
ご縁を結んでくれた 秋元 祥治さんに改めて感謝しています。

http://ameblo.jp/tsubota-nobutaka/entry-12140346134.html

坪田塾での研修!

昨日(3/17)は「ビリギャル」著者の坪田信貴さんの坪田塾の先生・スタッフの皆さんを対象にした研修を担当しました。「子別指導」という考え方、指導方法はコーチングそのもの。教室の一斉授業よりも、1対1の個別指導の方が実力が伸びるというタイプ、非常に多いのです。
有村架純さん主演の映画「ビリギャル」を見た方には、説明が簡単で済みます。だって、伊藤淳史さん演じる坪田先生は、ほとんどティーチングしていません。明確な目標を設定し、課題を与え、生徒をとことん信じて、励ましサポートし続ける伴走者に徹してましたから。これからも色々とコラボできそうです。
ご縁を結んでくれた 秋元 祥治さんに改めて感謝しています。

坪田さんのアメブロ記事はこちら。
http://ameblo.jp/tsubota-nobutaka/entry-12140346134.html