説明能力を高めるABCEDF

今晩23:30からのUstream生放送( http://bit.ly/98HW9u
では「説明能力 = アカウンタビリティ」について語る
ことにしました。
 
今日の仕分け会議第二段を見ていても「なぜその政策を
とったのか論理的に説明する能力」(=アカウンタビリティ
のトレーニングが絶対的に不足しているように感じました。
 
官僚の説明能力は素質とOJT(場数をどれだけ踏んだか)
に依存し、入省後の研修のウエイトは低いのが現状ですね。
ある程度、体系的に練習すれば、確実に高めることができ
る力なのです。
 
アカウンタビリティ」は通常、説明責任と訳されますが、

  • ability ですから説明能力が原義。無限の選択肢からベスト

を選ぶ際に、なぜその選択肢を選んだのか、軸を立てて説明
するのは、誰にとっても必要な能力。もちろん仕分け会議に
出る官僚にも。
 
説明能力も筋肉と同じでトレーニングすれば鍛えられます。
基本は Why - Because で、複数の論理的な軸を立てて考える
練習をすること。そして「とにかく」「絶対」「努力」など
の空体語(山本七平氏の造語)は禁句にして話すことが必要
です。
 
今日は「説明のABCEDF」を中心にお話ししましょう。
(参考:「英語で鍛えるロジカルシンキング日経BP
 
A Analysis  現状の分析、データを示す 
B Because   理由を複数あげる
C Comparison 比較の軸と対照群
D Definition 定義を明確に
E Example   具体的事例を示す
F Fact     事実と意見の峻別 
 
シンプルな枠組みですが、こうしたポイントを意識して話す
のと、何となく話すのとでは、説得力に大きな違いが生まれ
ます。