産經新聞「英語公用語化」のコラム

産經新聞 社会部のコラム「風」は「英語公用語化」について、
連載を組んでいます。読者からの投稿だけでなく、いくつかの
企業の取材もしており、また記者の個人的見解も書かれていて
非常に興味深いです。
 
他方、亀井静香氏は
 国民新党亀井静香代表は13日朝、都内で講演し、インタ
 ーネットサービス大手の楽天などが社内の「公用語」の英語
 化を実施していることについて、「日本人が英語でコミュニ
 ケーションする生活に変えることを、簡単にやってしまう。
 そういう体たらくだと日本列島は間違いなく沈没する」と疑
 問を呈した。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/101013/stt1010131008000-n1.htm
 
日本語に誇りを持つことはとても重要で、僕自身、人後に劣ら
ないと思っています。そして、日本語を論理的に使うのも大切
なこと。上記、亀井氏の発言は、これを見る限り、民間企業が
経済的必要性に迫られてとった施策を、恣意的に誇張し、妙な
精神論で批判しているように見えます。個人的には、日本経済
が衰勢に向かっていることについて、閣僚として重責を担って
きたご自身の責任はどう認識されているか、と質問したくなり
ます。
 
そもそも「日本語VS英語」という二者択一で考えるのは、あま
り建設的ではありません。「英語学習により、論理的思考や複
眼的視点の獲得など、日本語能力の向上にプラスの効果を与え
る」という調査研究もあるはずです。日本語と英語、両方の能
力を向上させることを目指すべきではないでしょうか?