藤田嗣治の「秋田の行事」

「経営者のためのコーチング講座 in 秋田」の前にちょっとだけ時間があったので、にぎわい交流館AUの向かいにある秋田県立美術館で「藤田嗣治渡仏100周年記念 レオナール・フジタとパリ」を開催中。藤田画伯は南海キャンディーズの山ちゃんに似てるという説もありますが、「レオナール・フジタ」の名でパリで活躍し、ピカソモディリアーニらの芸術家と交流し、西洋と東洋の融合を模索した、日本を代表する画家と言えるでしょう。

この美術館には「秋田の行事」という藤田嗣治の大壁画が燦然と輝いています。これは、平野政吉氏が建設構想を打ち出した美術館の壁を飾るため、翌年の1937(昭和12)年に制作された作品。藤田は半年間、頻繁に秋田を訪れ取材を重ね、竿燈や梵天祭りなど秋田の祭り、かまくらや秋田犬など、秋田の暮らし、産業、歴史を描きました。

JR東日本の「たった一枚の絵を見に行く 旅」というCMで吉永小百合さんが立っているのはこの絵の前です。
http://www.jreast.co.jp/otona/tvcm/akita.html

僕が個人的に一番、興味をもったのは、フジタがキスリング、ブラマンクレンブラントゴーギャンロダンなど様々な作風で描いた作品群。器用な人だったのだなぁ、と感心しました。良いものを見せていただきました。

http://www.braintrust-art.com/ja/exh/2013/foujita.html