辰野金吾博士の言葉

吾輩は今後一変再変三変して後
初めて吾邦建築様式は成立するものと
信ずるのであります。

と「最新学習歴」そのものの発言をしたのは辰野金吾。東京駅、日本銀行本店、奈良ホテルなどの名建築を残しました。京都造形芸術大学で美術史を講じられている 河上 眞理先生が「佐賀偉人伝」シリーズの1冊として辰野博士の評伝本を出版されました。
ISBN 978-4-905172-07-9 C352
特に、建築史の視点からだけでなく、美術との関係、ヨーロッパとの関係でとらえているのが新しいところです。河上先生ご自身が、イタリア政府将学金留学生としてヴェネツィア・カ・フォスカリ大学文学部美術史学科に留学され、2001年に日本人として初めて同大学から博士号(Ph.D)を取得された方。時代や専門分野は違えど、ご自身の志と辰野金吾の人生が重なる部分があるのかも。
http://www.amazon.co.jp/dp/4905172071