都会の緑を守りたい

民間のデベロッパーがマンション建設のために、田園調布に近い「奇跡の森」を伐採したというニュース。この時、大田区役所は、貴重な森を保全するために、買収を目指しました。このケースでは、森を守ることができませんでしたが、今の時代、行政は緑の保全を図るのが役割なのではないでしょうか?
ところが、今、文京区役所は、区の所有地内にある50年の森を、自ら破壊しようとしています。文京区立柳町小学校の「やなぎの森」は、様々な教育活動に活用され、地元の方からも親しまれてきましたが、高層マンション建設に伴う人口増と校舎増築のために、区の手によって伐採されようとしているのです。
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同じ敷地内には、防災拠点としての機能を十分果たせない築49年の古い体育館があり、これを残して、森を切るという計画の合理性が、僕には理解できません。しかも区役所自体が、体育館を解体して、新校舎と一体建設するコストパフォーマンスの高い計画を持っていた訳ですから、意味不明の政策変更と言わざるを得ません。文京区役所が、元の案に復帰することを強く期待したいと思います。

http://www.asahi.com/articles/ASH195S0TH19UTIL02L.html